私の答え

ここ1〜2年のことだったと思うのですが、新聞でこんなコラムがありました。書いた方は記者ではなく、それほど有名ではないたぶん作家かエッセイストか、とにかく女性です。彼女は外国で、ある時「あなたの国の宗主国はどこだったのですか?」と尋ねられました。彼女はそのとき初めて日本には宗主国はない、ということに気がついたというのです。私もそれを読んで「ほんまや・・・」と気づいたのです(笑)


内容はウル覚えなのですが、たしか「現代の日本人にとって、植民地になったことがないということは当たり前すぎて意識することすらなかった。でもこれはよく考えてみると幸せなことである」というようなことだったと思います。そのときには、それが何を意味するかそれ以上深く考えなかったのですが、最近ネットで近代史をかじるにつれてハッキリと分かったのです。


他国の植民地になったことがないということは、主権国家として独立を守ってきたということ。そしてそれは自然と守られたわけではなく、『私たちの先祖が子孫である私たちのために守ってくれた』のだということを意味します。そのための先の大東亜戦争だったのです。ですから誰が戦争を始めたか、とか責任は誰にあるのか、とかいう議論は意味がありません。戦争好きな誰かが、強烈なリーダーシップでもって日本を戦争に導いた訳ではなく、当時の世界情勢から考えると、それしか主権を守る方法がなかったため戦争に突入したのです。


明治維新からして、西洋列強の植民地になることに危機感を持った志士たちが起こした革命です。日本は列強から食い物にされる清国を見て「ああなってはいけない」と体制を根本から変え、富国強兵策で国を作ってきました。20世紀前半までに、東アジアで独立国であったのはタイ・日本だけですが、タイは国土の半分近くをフランスに割譲した上での独立です。それ以外は全部欧米の植民地という状態です。


<<欧米のアジア植民地支配の歴史>>



たしかに日本も清から朝鮮を独立させた上で併合しましたが、上の動画にある欧米のような酷薄な植民地支配はしていません。日本の莫大な税金を注ぎ込んでインフラを整備し、学校を作って就学率を上げ、現代に至る工業国の基礎を作ったのです。厳しい愚民化政策を行った欧米の植民地支配とはまったく違います。(韓国は捏造した反日歴史教育を現在も行っていますが・・・)


欧米はみずからの国益のため東アジアを植民地支配し、その富をすべて搾取してきた身で、日本が1億の自国民を食べさせるため、資源を得るため、朝鮮を併合し満州国を作ったからといって、日本を悪者扱いにする資格があるのでしょうか。そもそも当時日本の最大の脅威はソ連でした。独立を奪われる脅威、社会主義の脅威、それに対する自衛のための戦いを始めたはずの日本は、ABCD包囲網で物資を絶たれ、ハル・ノートを突きつけられ、アメリカをも相手にしなくてはならなくなりました。


「勝てる訳がないのに、なんでアメリカと戦争をしたのだ」という人は多いです。私も素朴な疑問としてそう思っていました。それは当時の政府も軍部も分かりすぎるぐらい分かっていたでしょう。しかしそうせざるを得ない状態であったのです。それ以外の道は他の国と同じように欧米の植民地、あるいは属国になって、最悪国民が虐殺されたり陵辱されたりするかもしれなかったのです・・・戦わずして負け、そのなった方が良かったのでしょうか。


日本人は胸を張って「私の国は植民地になった経験はなく、2000年来の独立国なんですよ」と言えるのです。そういう国にしてくれた、私たちの先祖に感謝してもしても仕切れません。




前置きが長くなりましたが・・・・前置きかいっ!←とツッコムところです(;´Д`)
24日にTBSで「あの戦争は何だったのか」というドキュメンタリー&ドラマがありました。TBSだし、見る価値あるのかなと思いながらも結局見てしまいました。ご飯食べたり、ケーキ食べたりで途中少し抜けましたが。珍しく(?)東條英機を独裁者として描いていないのは良かったです。それ以外にも国民も戦争に賛成であったこと、新聞社が世論を煽ったことなどが描かれていました。


ドラマ自体は2時間ちょっとぐらいで、ポイントが真珠湾前夜なので仕方がないのですが、戦争を語るには真珠湾以前からすでに戦争していた訳ですから無理があります。国民が戦争に賛成といっても、通州で日本人が230人も中国人部隊に虐殺された(通州事件)ことがきっかけで世論が戦争に傾いたという経緯を語らないと、真珠湾前夜だけ切り取って「あの戦争は・・・」と語れないと思うんですけどね。*(追記)


真珠湾攻撃に至るまでの、御前会議・軍部会議など会議中心にドラマが展開し、東條英機が賛成派と反対派の板ばさみになって苦悩するのをビートたけしが好演してました。東條英機という人は一種のタブーですよね。それを人間的に描いたところだけは認めます。あと当時の生映像もかなりあって、最後焼け野原の町を俯瞰する映像は泣けました>< これだけぼろぼろにされて、よく復興できたなと・・・


あとテレビだからできたのか、そういう見方も入れないとという風潮なのか、新聞が世論を煽った事実が出てきたのにはちょっとびっくりしました。系列の新聞社に気つかわんでだいじょうぶなんか?と(笑)ま、事実ですからね。
朝日新聞の戦争責任


あの戦争は何だったのか・・・という問いの答えは、この番組を見たからといって分かりませんが、日本人が振り返って考えてみるきっかけになると良いは思いました。上に書いたように、私たちの祖父や父が国や家族、生まれてくる子どもたちを守るために行った戦争だったというのが私の答えです。天皇陛下のために戦ったと言いますが「天皇陛下」は、実は日本そのもの(国民)であったのです。
hinomaru.gif
ただ、だからといって戦争を全肯定するつもりはありません。戦争は外交の最終手段だと言います。避けられるものなら避けるために国防にも力をいれ、主権を犯されるようなことがあれば軍事力を背景に、外交で毅然とした態度を示さなければならいのです。先人が守ってくれた日本をこれからも守るために。


・・・ハワイの近くまで日本列島を移動させることができるなら、話は別ですけどね(-m-)


*(追記)12/29
ソ連の脅威と国民が戦争へ傾く背景にはもうひとつ重大な事件がありました。私も今回知りました(;´Д`)
尼港事件
軍と民間人合わせて犠牲者700人ですよ;;しかも、残虐すぎる><世の中の自然な風潮だけで「戦争したい」とはいくらなんでも思わないはず。こういう下地があって、通州事件があってという流れがあったのですね。


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2008/12/27 00:53 | 歴史COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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